4.0 点
世界規模で社会貢献および社会的意義を考えるファンド
規模の小さいファンドで運営会社は鳥取県という地方にありますが、こうしたファンドもソシャレンの存在意義の一つであると思います。
株主をみると鳥取県の地方銀行や放送局などが名を連ねており、いくつかの大手ファンドの運営会社よりよほど信用力は高い会社です。運営会社の面々のキャリアからも同じことが伺えます。
このファンドの投資先は、ジョージア、モンゴル、カンボジアといった新興国の中小事業者です。農業従事者もいれば中小商工業者もいます。ファンド紹介の写真を見れば、特に後者の事業規模の小ささが分かります。日本のような金融資産の多い先進国の投資家がこうした新興国の中小事業者に投資するのは、社会貢献が第一で、リターンへの期待は二の次かもしれません(少なくとも当方はそのようなスタンスです)。
新興国投資なので利回りは高めですが、全てドル建てということもあり、昨今の世界情勢を考慮すれば、収支がプラスを維持できるか確たる見通しは立てづらいですね。ただ、上述の通り、マイクロファイナンスとしての社会的意義は十分にあると思います。
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